スポンジジェット

SPONGE JET

低粉塵、品質向上、廃棄物削減
それがスポンジジェットです。

当事業部では、2008年に米国Sponge-Jet社と代理店契約を締結し、新たなブラスト工法「スポンジジェット」の販売を行っております。

スポンジジェットは、従来のケイ砂や金属片とは異なりウレタンスポンジの中に芯材として酸化アルミニウム(アルミナ)を内包させたメディア(研掃材)を対象物表面に投射します。従来のブラスト工法と比較して、粉塵の発生が極めて少なく可視性の高い工法の為、効率的な作業、粉塵による作業環境の改善、健康被害の防止、廃棄物の削減等でも大きなメリットのある工法です。

スポンジジェットの
魅力は3つ!

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スポンジジェット最大の特徴は、特許取得済みのSponge-Media(スポンジメディア)です。スポンジの中にアルミナなどの研掃材を内包することで、粉塵を抑えつつ従来のブラスト工法を超える高い品質の表面処理を行うことができます。

スポンジメディア

低粉塵の秘密はスポンジメディア!!

- 低粉塵のメカニズム -

打ち出されたスポンジメディアが対象物にぶつかり潰れる

下矢印

内包された研掃材が飛び出し表面を研掃処理

下矢印

スポンジが周りの空気粉塵を吸い込みながら跳ね返る

低粉塵によるメリット

目視確認ができる!

作業中でも粉塵で施工面が見えない!といったことが無くなります。そのため打ち残しや品質のムラが無くなり、コーティングや塗料の長寿命化が期待できます。

再ブラストの削減!

スポンジジェットは塩化物の除去が可能です。これにより戻り錆が圧倒的に少なく、また目視確認が容易で打ちムラを軽減でき、2度3度のブラストの必要が無くなります。

作業環境の改善!

スポンジの弾性によって跳ね返る力が弱まります。これは周辺設備へのダメージを軽減し、比較的簡易な養生でも施工が可能です。また作業者にとってもエアラインマスク等の重装備をせず施工できる為、より安全な作業環境を実現できます。

塗装やコーティング不良の
原因をご存じですか?

塗装/コーティング不良の原因は、実に75%が「下地処理の不良」と言われています。
別の言い方をすれば「下地処理の出来次第」で、コーティングの寿命も変わってきます。
最良の下地処理をすることで、コーティングの性能を発揮することが出来ます。

一般的なブラスト工法の場合、表面が不均一な凹凸になることや研掃材の破片が母材に突き刺さるなどの不安を抱えています。また戻り錆の原因となる塩化物など目に見えない残渣物の除去は困難です。

下地処理のカギはプロファイル清浄度

コーティングの下地処理は、要求されるプロファイルを均一に形成し、表面のサビや古い塗膜等と共に目に見えない残渣物(塩化物や油分等)を除去することが大切です。

※プロファイルは、表面粗度やアンカーパターンともいわれる表面の山谷の平均値です。
使用する塗料の塗膜により要求される粗度が変わります。

スポンジジェットで
下地処理の品質向上を!!

均一なプロファイル

スポンジメディアは対象にぶつかった際、その伸縮性で当たりが補正され均一なプロファイルを形成できます。
またスポンジジェットは低粉塵の為、視界不良による打ちムラや打ち直しを減らすことができます。

見えない残渣物も除去

スポンジジェットは、目に見える汚れだけではなく、腐食の原因となる塩化物等の目に見えない残渣物を除去することが可能です。そのため戻りサビが圧倒的に少なく、下地処理の品質向上に貢献します。

スポンジメディアのチョイスで
あらゆる用途に対応!

スポンジジェットは、使用するスポンジメディアの種類を変更することで、大きなプロファイルが必要な塗装の前処理からスケール除去、溶接線の磨き、表面の洗浄作業まで、さまざまな用途に対応が可能です。

メディアの再利用でエコに貢献

スポンジメディアは、専用の分別機を使用することで、現場でのメディアと廃棄物の分別が可能で、最大95%まで再利用が出来る画期的な研掃材です。複数回の再利用が出来る為、現場へ持ち込む量が減るだけでなく、廃棄物の量並びに産廃処理費用を削減でき、エコにも貢献します。

- スポンジジェットの作業プロセス -

  1. スポンジジェットには様々な種類のスポンジメディアをラインナップしており、用途に合わせた選定を行うことで理想のブラスト処理を行うことができます。
  2. フィードユニットでスポンジメディアを対象に向けて投射します。
  3. スポンジメディアが対象に衝突し表面を研掃、残渣物も拭い取ります。またメディアが表面から離れると同時に周囲の粉塵を吸い込みます。
  4. 回収したスポンジメディアをリサイクラーで再利用可能な物と廃棄物とに分別します。
  5. スポンジメディアは、最大95%までリサイクルして再利用することができ、必要なメディアを減らし産廃物削減に貢献します。

スポンジジェットで出来ること

塗装、重防食コーティングの下地処理

熱交換機の堆積物落とし

非破壊検査前の溶接線磨き

塗膜のみ除去

タービンのホーニング

移設が難しい大型機器や
タンク内のケレン

スポンジジェット専用機器
ご紹介

スポンジジェットのメディア投射機『100HP フィードユニット』及びメディア分別機『35P リサイクラー』は、共に完全空圧駆動の為、電気的なトラブルを起こしません。

100HP フィードユニット

『100HP フィーダー』は、操作盤に動作圧力、投射圧力、メディア供給量のゲージを配置しており、ハンドル操作で投射圧力とメディア供給量を調簡単に調整することができます。また緊急停止ボタンを備えており安全性を高めた設計となっています。

35P リサイクラー

『35P リサイクラー』は、回収したスポンジメディアを上部ホッパーから投入し、再利用できるメディアと大小の廃棄物とに分別することができます。

耐摩耗性に優れた『セイバーブラストノズル』

ライナーがシリコンカーバイト製であり、耐摩耗性に優れています。
また、一般的なベンチュリーノズルと比較して、約15%投射速度が向上する特殊な仕様となっていますので、作業効率も向上します。
スレッドサイズは1-1/4"となっておりますので、スポンジジェット以外のブラストノズルとしてもご利用頂けます。

参考動画~YouTube~

コールタール塗料除去
(Removal of Coal Tar using Silver 60)

プレート式熱交換器スケール除去
(Contaminant Removal from Stainless Steel Heat Exchangers)

溶接線塗装前処理
(Sponge Jet Marine Weld Seam Preparation)

消火剤タンク内ブラスト作業
(Confined Space Blasting Inside Fire Suppressing Foam Tank)