D-BOLVIS®

フランジ・ボルティング・シミュレータ

「フランジ締結を科学する」

D-BOLVIS®は、これまで見ることが出来なかったフランジの締結技能を可視化(ミエル化)することができます。科学的根拠に基づいた信頼性のある高品質なフランジ締結技能を短期間でマスターしていただけるトレーニングのお手伝いをさせていただきながら、お客様の現場力の向上のお役に立ちたいと考えております。

高圧配管を溶接するには、JIS規格に基づく資格を有する溶接士でないと溶接できません。

  • しかし、高い品質で溶接された配管を締結するのに、何の資格も必要としないのが実状です。
  • 溶接部からの漏れもフランジ部からの漏れも、漏れた場合の災害リスクや補修に費やす時間や費用は同じではないでしょうか?
  • これまで、フランジ締結技能を見極める術はありませんでした。
    その為、低品質作業で締結されたフランジ部からの漏れトラブルが、なかなか減らなかったのではないでしょうか?

高圧ガス設備におけるフランジ締結部での事故事例統計

2007年から2011年までの5年間で、高圧ガス設備におけるフランジ部の事故件数の推移を図1に示す。過去5年間で、フランジ締結部での事故は、63件発生しており、2009年を除き、毎年10件を超える高い水準で事故が発生している。

※「高圧ガス設備におけるフランジ締結部の事故事例対策について」より抜粋

D-BOLVIS®開発の経緯

D-BOLVIS®は、(株)ダイセル網干工場で開発されたシステムで、生産革新を進める中で開発されました。
同社網干工場では、工場内の作業者にD-BOLVIS®により『技能をミエル化』し、技能に応じた作業を規定することで、重要フランジからの漏れを大幅に低減させることができました。

フランジ部からの漏れトラブルの約60%が施工不良が原因であると言われています。

  • D-BOLVIS®は、作業者の「技能のミエル化」を可能とします。
  • D-BOLVIS®は、未熟な作業者に対して、理想的なフランジ締結の基本動作を短期間で効率的に習得させることが出来ます。
  • 判定結果により技能レベルの定量管理を行い、技能レベルに応じた作業制限を設けることで、作業品質の確保が図れます。

作業者の技能向上は…

  • 整備品質の向上へと繋がります。
  • 整備品質の向上は、安全で安定した設備への構築へと繋がります。
  • 安全で安定した設備は、生産性の向上へと繋がります。

D-BOLVIS®により
ミエルのは…

  • スケットに無駄な圧縮変形を与えない正しいセットアップが出来るか?
  • 「フランジ・ローテーション」を最低限抑えた締結が出来るか?
  • ガスケットが要求する最低必要締め付け圧での締結が出来るか?
  • 均一なボルト締結が出来るか?

・・・など、フランジ締結作業における基本動作が確実に出来るかが自動判定されます。
膨大な締付データを元に開発された判定アルゴリズムにより自動判定されることから、不足している項目が一目で分りますので、ポイントをついた効果的なアドバイスが可能となるので、短期間で信頼性の高いフランジ締結技能を身につけることができます。

締付の過程及び締付状態が一目で分かり、
締付ログが記録されます。

理想的な締付ログ例

低品質な締付ログ例

システム構成

【歪センサーボルト】

【4B 150LBS模擬フランジ】

ご存知ですか?「フランジローテーション」


D-BOLVIS®は、株式会社ダイセルの登録商標です。(登録第5726504号)
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