ベアリングの故障は・・・

  • ポンプの補修要因の 40% 以上
  • コンプレッサーの補修要因の 50% 以上
  • モーター補修要因の 80% 以上

と言われています

ベアリングの交換の際には補修費と時間の浪費が発生します。 
また、ベアリングの故障がメカシール、ギアボックス不良を引き起こします。

ベアリングメーカーの報告では…
故障の約9割は潤滑・整備が原因

  • 不適当な潤滑 - 65%(潤滑不足、潤滑過剰、異物混入 、油の選定ミス他)
  • 不適切な取り付け - 27%(アライメント・使用箇所・知識不足・在庫保管不良他)
  • 疲労 - 9% 想定寿命L10

ベアリング設計寿命には 約1割しか到達しないといわれています

【潤滑による故障の主な原因】…
潤滑不足(油漏れ)、異物混入、水分の混入
そして、これらの発生はオイルシール部から発生する事が殆どです!

なぜ、油が漏れるのでしょうか・・・?

ベアリング部の軸封には主にオイルリップシールが使われています。
一般的なオイルリップシールは、軸への接触面にフレッティングと呼ばれる損傷が発生してしまい、油漏れや異物の混入を招く原因となります。
これは軸回転部にシール面が接触して摺動する場合避けられない現象ですが、特に摩擦抵抗の高いゴムの場合、接触部分に摺動痕が刻み込まれます。
軸を補修しない限りシールを交換しても接触位置は変わらないのですぐに漏れが発生してしまいます。

オイルシールの摩擦力に関してはこの動画をご覧になってください

この動画の後半には摩擦抵抗の比較も有り、お分かりいただけたと思います。

このグリップ力が摩擦熱の発生と軸摩耗につながります。
今回比較しました チェスタートン30Kリップシールは、低摩擦のPTFEコンパウンドを素材とした、ユニークなリップデザインのシールです。摺動摩擦を少なくすることで、軸へのダメージ軽減とシールの長寿命化に繋がります。

用途で選ぶオイルシール

チェスタートンがご提案するベアリング保護用オイルシールは現在ある様々な問題点を解決いたします。使用用途や使用環境に合わせて、様々なラインナップがございます。

機器のサイズ、回転スピード、潤滑剤、運転環境にあわせてで様々なシールをお選び頂く事が可能です。

水や粉じんの多い環境では、ワイパー付オイルリップシールを、
分解整備に日数と費用が掛かる機器にはスプリットシールを、
軸の摺動傷を防止するならポリマー素材で出来たラビリンスシールを、
そしてスプリットのラビリンスシールが新たに登場しました!

また、これらのシールはすべて削り出しのオーダーメイドですので、皆様のご希望のサイズにて製作が可能です。大型サイズにも対応しております。

オイルシールは用途に応じて最適な製品をお選びください。